バレンタインデーを前に、和歌山電鉄貴志川線の名誉永久駅長「たま」、たまII世駅長「ニタマ」をモデルにしたチョコレートの販売が始まった。貴志駅(和歌山県紀の川市)では、〝駅長見習い〟の「よんたま」が商品をPRし、多くのファンらが買い求めた。
チョコレートは、猫の顔をかたどった4種類のうち、1つが駅帽をかぶったたまがデザインされている。ファンの要望で、今年から新たに駅帽をかぶったニタマをデザインしたチョコレートも作られた。
初日の21日は、よんたまが貴志駅の前に姿を見せ、愛くるしい表情でチョコレートをPRした。上司のニタマは出てこなかったが、多くのお客さんの前で緊張気味のよんたま。同電鉄担当者は「よんたまちゃんも『みなさん買ってほしいニャー。今度は私のチョコも作ってほしいニャー』と言っています」と気持ちを代弁した。
この日が誕生日という和歌山市の中学2年、山下綱太さん(14)は「ニタマのしぐさがとてもかわいくて好きなので、ニタマのチョコも増えてうれしい。食べるのがすごく楽しみです」と笑顔をみせた。
同駅と伊太祈曽(いだきそ)駅(和歌山市)では、たまとニタマの肉球をかたどったスタンプがついたポストカードとセットで2592円で販売している。また、インターネットの「いちご電車グッズショップ」などでも購入できる。問い合わせは伊太祈曽駅((電)073・478・0110)。